(村長コラム)根羽村立義務教育学校「根羽学園」が開校しました

村の挑戦

2020年4月5日

4 月 4 日に根羽村立義務教育学校「根羽学園」が開校しました。開校を迎えるに 当たって、村民の皆さんや多くの関係者の皆さんのご理解とご協力を頂きましたこ とに、心から感謝と御礼を申し上げます。

さて、根羽小学校は今から 148 年前の明治 5 年に大畑の宗源寺に有道小学校とし て開校され、昭和 22 年の新学制発足により根羽小学校となりました。中学校も同 年に大畑にある小学校の一部を使って根羽中学校が開校し、昭和 28 年には田島に 新校舎が完成しました。その後、小中学校それぞれが危険校舎に指定されたことに よって、新たに田島地区を文教施設地区として整備することとし、平成 2 年に現在 の小中学校の校舎が完成しました。小中学校では、今まで多くの卒業生を送り出し てきましたが、近年の少子化社会に対応した新たな教育環境の整備が急務とされ、 平成 28 年に教育委員会で学校のあり方についての検討が始まりました。平成 30 年に「少子化に対応した新たな学校検討委員会」を設置し検討を進め「義務教育学 校設置」の方針が示され、平成 31 年に「義務教育学校設立準備委員会」を設置し、 具体的な検討を進めてきました。

新たに開校した「根羽学園」は、1 年生から 9 年生までの一貫校で、根羽村に誇 りと自信を持ち、生きる力を身に着けて自立できる子どもを目指し、次世代を担う 子供達を地域全体で支え、育てて行きたいと考えています。「朝日に輝く山々に、 植えしヒノキや杉の木の、育つ姿の美しや、空は青々雲流る」根羽村の自然や村人 の生きざまを歌った小学校校歌、「緑輝く山ふところは、人の心も温かく、平和の 気風自主の意気、伸び行くものは皆清く、根羽の学び舎われらの光」未来ある若者 を鼓舞する中学校校歌、この二つの校歌は新しい「根羽学園」でもしっかりと引き 継がれて行きます

激動する大きな社会情勢の中で、持続可能な地域づくりを目標に、未来ある子供 達の教育環境をしっかりと充実させて行くとともに、児童・生徒の皆さんには新た な伝統や校風を、皆さんの力で築き上げて行ってくれるものと期待をしています。
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